【MySQL初心者入門】基本的なデータベース操作(SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE)
MySQLのデータベース操作で使われる以下の基本的なSQL文の使い方を解説していきます。
- SELECT = 取得
- INSERT = 挿入
- UPDATE = 更新
- DELETE = 削除
これらはユーザー登録機能、ネットショップの注文機能、ブログやSNSなどで使われています。
前提条件(データベースの条件)
データベースに以下のデータが既に存在していると仮定して説明していきます。
テーブル名:product
product_id | name | price |
---|---|---|
1 | Tシャツ | 4800 |
2 | パーカー | 12800 |
3 | キャップ | 5800 |
データを取得する(SELECT文)
基本的な書式は以下になります。大文字、小文字はどちらでも動きますが、会社やプロジェクトのコーディング規約に従いましょう。
SELECT [取得するカラム名] FROM [テーブル名];
テーブル名がproduct、全てのカラムのデータを取得したい場合はこちら。
SELECT * FROM product;
テーブル名がproduct、カラム名がnameのデータ取得したい場合はこちら。
SELECT name FROM product;
テーブル名がproduct、カラム名がnameとpriceのデータ取得したい場合はこちら。
SELECT name,price FROM product;
データを追加する(INSERT文)
基本的な書式は以下になります。テーブルの最終行に追加されます。
INSERT INTO [テーブル名] ([登録するカラム名]) VALUES ([登録するデータ]);
テーブル名がproduct、product_idカラムに4、nameカラムにパンツ、priceカラムに9800のデータを追加する場合はこちら。指定しなかったカラムはNullか、初期値を設定している場合はその値が登録されます。
INSERT INTO product(product_id, name, price) VALUES (4, 'パンツ', 9800);
上記の省略形はこちら。全てのカラム(今回の場合はproduct_id, name, price)を対象とする場合、上記の(product_id, name, price)の部分は省略してOKです。
INSERT INTO product VALUES (4, 'パンツ', 9800);
データを更新する(UPDATE文)
基本的な書式は以下になります。
UPDATE [テーブル名] SET [カラム名] = [カラムに登録する値] WHERE [検索条件];
テーブル名がproduct、nameカラムの'パーカー'を'ジャケット'に更新したい場合はこちら。
UPDATE product SET name = 'ジャケット' WHERE name = 'パーカー';
テーブル名がproduct、nameカラムの全ての名前をシャツに更新したい場合はこちら。検索条件を指定しない場合はテーブル内の全データが同じ値に変更されます。
UPDATE product SET name = 'シャツ';
データを削除する(DELETE文)
基本的な書式は以下になります。
DELETE FROM [テーブル名] WHERE [検索条件];
テーブル名がproduct、nameがパーカーを削除したい場合はこちら。
DELETE FROM product WHERE name = 'パーカー';
productテーブル内のデータを全て削除したい場合はこちら。検索条件は指定しなくていいです。
DELETE FROM product;
まとめ
ご覧いただきありがとうございます。これらが基本的なSQL文なので練習してみてください。